という悩みにお答えします。
毎朝の通勤は、一日の中で何よりも憂鬱なもの。
それは自分だけではなく周りの人も同じで、誰もが急いでいる朝の通勤時間帯は渋滞だけではなくマナーの低下やルール無視といった行為が目立ちます。
そのような状況下でも安全・快適に自転車通勤できるように装備を揃えておきましょう。
ちなみに自分は3年間ロードバイクで通勤していますが、その間”無事故・無遅刻”で通勤できてます。
この記事の内容
では「安全快適にロード バイク通勤するためにおすすめな必需品を20個」について、お伝えします。
ロードバイク通勤の必需品とは?
ロードバイクで通勤するには、以下のアイテムが必要になります。
- ウェア
- リュック
- ヘルメット
- ライト(フロント・リア)
- ミラー
- スタンド
- 鍵
- パンク修理ツール
- 汗・匂い対策
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ロードバイク通勤の服装にオススメな組み合わせ
一番のベストはサイクルウェアだが・・・
ロードバイクを含めスポーツバイクを趣味でやっている人は知っていると思いますが、快適に自転車に乗るために「サイクルウェア」というジャージがあります。
》サイクルジャージ|快適にライドを楽しむなら必須の装備
通勤時も「サイクルウェア」が着れればよいですが、そのピッチリとした見た目から会社に来ていくにはあまりに不向きです(笑)
とはいえ、スーツでペダルを漕ぐのはママチャリですらキツイので、次のような工夫をすることで快適に通勤できますのでおすすめです。
上半身
上半身の組み合わせは、こんなかんじです。
- Tシャツ+スポーツインナー
- Yシャツ+スポーツインナー(+スーツジャケット)
※どちらも会社に着いてからの「着替え」は必須です。
会社がスーツ着用必須な場合は、「サイクルスーツ」というサイクリストのために作られたスーツが有るのでそちらも試して見てください。
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「サイクルウェアは厳しいけど、”Tシャツ”くらいなら会社に着いてから着替えれば大丈夫」という人は、悩まず「Tシャツ+スポーツインナー」が良いです。
強いて言えば、インナーには「スポーツインナー」がオススメです。
「いやぁ・・・Tシャツも厳しいかな・・・できてトイレで着替えくらいかな・・・」という方は、「Yシャツ+スポーツインナー」がオススメです。
また、Yシャツは”化学繊維100%”のものより、吸収力に優れた素材のほうが良いです。
化学繊維100%のYシャツは、全く汗を吸わないどころか乾燥もしないので、めちゃくちゃ相性が悪いです。
ちなみにさっきから出ている「スポーツインナー」ですが、「ユニクロのヒートテックとかでよくね!?」という風に思いがちですが絶対ダメです!
確かに暖かいし、涼しいかもしれませんがスポーツでの発汗には対応していないので乾く暇もなくびしょびしょのままです。
安くてもいいので「スポーツインナー」を着用することをオススメします。
私のおすすめは「おたふく手袋」のインナーです。
元々から工業用?建築関係の服やインナーを制作していた会社で、最近「ロードバイク業界」に参入してきました。
元から過酷な環境で働く人たちを対象にした製品を取り扱っていたので、性能は折り紙付き、かつ価格も非常に押さえられていてコスパ最強との評判です。
適度なコンプレッション(ピッタリフィット)と優れた吸収速乾に加え冷感機能もあるので、汗だくになりがちな夏の通勤でも大活躍でした。
通勤で毎日使用するものなので、できるだけ価格は抑えて回転数を上げたいですよね。
下半身
下半身の組み合わせは、こんな感じです。
- 下だけサイクルウェア
- ジーパンもしくはジョガーパンツ
- ズボン+尻パットインナー
上がスーツで下だけサイクルウェアを選ぶ人は少ないと思いますが(笑)
ジーパンと聞くと意外に思われるかもしれませんが、もともとジーパンは労働者のための制服だったので、サイズ感さえ合えば動きやすくできています。
自転車の動きを考えると「ジョガーパンツ」といった、太もも周りが大きくなっている方がおすすめかも知れません。
どちらも「ユニクロ」や「ジーンズメイト」などで売っているので、簡単に試すことができます。
「尻パットインナー」で「スーツ」や「ジーパン」の尻痛対策!
「インナーパンツ」をズボンの下に履くことで、「サイクルウェアの尻保護機能」を得ることができます。
これであれば、「見た目は維持」しつつ「尻を守る」事ができます。
もちろん、会社についたらトイレで着替えるのをお忘れなく。
もれなく後ろ姿から”オムツマン”とあだ名が付きます。
長ズボンで乗るなら「裾バンド」は必須!
スーツなどの長ズボンでロードバイクに乗る際は、「裾バンド」が必須です。
ロードバイクは、クランクと言われるところやチェーンの上にガードがついていないので、「裾バンド」でスボンの裾を締めておかないと擦れて汚れがついたり、ズボンが切れたりします。
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グローブ
ロードバイクでは、指の出た手袋がよく使われます。
POINT
【グローブ】の役割
- 手汗等による滑り止め効果
- グリップが良くなり操作性の向上
- 転倒時の手の保護
- パットで手のひらの痛みの軽減
ロードバイクのグリップ(バーテープ)には、滑り止めの効果がありますが、素材によっては汗をかいてくると滑りやすくなるものもあります。
また、万が一事故などで転倒した際に、受け身で手をつくと擦りむいたり怪我をします。
グローブを着用していると、滑り止めやケガ防止に役立つので必ず着用するようにしましょう。
おすすめは、安心のSHIMANO製
グローブの良し悪しは通勤レベルではほぼ無いので、自分が気に入ったデザインのものを選びましょう。
強いて言えば、安心のSHIMANOを選んでおけば間違いないと思います。
ロードバイク通勤は”リュック”がおすすめ
普段会社に行く時カバンを持っていくと思いますが、多くの人はスーツ用のを片手持ちカバンを使っているのではないでしょうか?
しかし、ロードバイク通勤の際は「片手持ちカバン」は使用できません。
理由は、もちろん片手運転はできませんし、カゴもないからです。
とはいえ、手ぶらで会社に行くことは難しいので、ロードバイク通勤のバッグにはリュックがおすすめです。
専用に買い揃える必要はないので、手持ちのもので大丈夫です。
ですが、リュックで通勤すると背中に汗をかき不快ですので、より一層快適に通勤するには専用リュックを用意することをおすすめします。
専用リュックはドイターのレースXがおすすめ
これは私も使っていて、背中のパットの真ん中が常に浮いている状態に加工されているため汗をかきにくいというものです。
まったくというわけではないのですが、一般のリュックと比べると段違いで快適なのでぜひオススメです。
スタイリッシュにキメるならカジュアルバッグの選択肢も
ドイターのリュックだとアウトドア感が強いので、職場によってはこういったカジュアルなものでも良いかもしれません。
※専用品ではありません。
【その他のバック】
「リュック」以外には、「メッセンジャーバック」「フレームバッグ」「キャリア」などの選択肢もありますが、どれも通勤には不向きです。
ロードバイクの前傾姿勢では、「メッセンジャーバック」などのバックではずり落ちてきて走りに集中できないうえに、体の動きを妨げてしまうので危険です。
「フレームバッグ」や「キャリア(荷台)」は、重さを直接体で感じなくて楽なのですが、そもそもの積載量が少なく、取り外しも手間です。
ロードバイク通勤にもヘルメットは絶対に必要
普段ママチャリしか乗らない方は、「自転車にヘルメット?」と思うかもしれませんが、安全上絶対に必要です。
「事故ったことないからいらないでしょ」
「ちょっとの距離だし、通勤程度でいらないでしょ」
「朝セットした髪型が崩れるからイヤだ」
「似合わないからいやだ」
という声をよく聞きますが、距離にかかわらず絶対に用意するようにしましょう!
そもそもヘルメットは「事故等で転倒したときに頭を守る」ためのものですので、事故に会ったあとに着けても遅いわけですね。
「ロードバイクでヘルメットを付けたほうが良いのかどうか?」について深堀りしました。
合わせて読みたい【解決法アリ】ヘルメットなしでロードバイクに乗っていいの?
キノコ頭にならないKASKのmojito
ヘルメットを着けても、キノコ頭になっていまいちキマらない。
そんな方は、「KASK」の「mojito」をためしてみてください。
私自身も嫁ちゃんも使っていて、すごくおすすめです。
はじめ使っていたのは、アマゾンのやっすいヘルメットだったのですが、あまりに似合わなすぎました。
しかし、この「mojito」はきのこになりやすい頭の左右(ハチの部分)が、性能を損なわない絶妙なバランスで抑え得られていている(小さく・薄くなっている)のです。
昔からある有名メーカなので、安全性はお墨付きです。
購入のときは、メジャーで「眉の上のおでこ」から「後頭部の一番出っ張っているところ」を一周図ると、ヘルメットのサイズの目安がわかりますので参考にしてください。
万が一にも対策してる?月358円のロードサービス付き自転車保険で安心
しっかり気をつけていても「万が一」が、絶対起こらないとは限りませんよね。
被害者になることもあれば、加害者になる可能性も有ります。
自転車事故も最近ではニュースで取り上げられ、高額な慰謝料が話題になっています。
自転車とは言え、軽車両ですからその金額も納得できます。
そんなときに「自転車保険」に入っていれば、少しは安心できるかもしれません。
ロードバイク通勤にオススメの「アイテム」
ライト・リアライト
ライトの装着は、法律で決められていますが、夜暗も安心して帰るために必ず着けるようにしましょう。
ライト自体は、低価格なものでも問題ありませんが、ロードバイクのように高速域で走るのであれば、前を照らすライト(フロントライト)は、ある程度の明るさがないと怖くて乗れません。
フロントライトは、最低でも「400ルーメン」はほしいですね。
キャットアイのVOLT400で夜間も安心
キャットアイのテールライト「OMNI5」がおすすめ
この2つは、私も実際に使用していますがさすが日本製ということもあり、明るさも十分で不具合が起きたこともありません。
これ以上明るいものもありますが、公道を走るのであればこれくらいで十分です。
逆にこれよりも暗いものだと、少し怖い思いをするかもしれません。
バックミラーで安全に後方確認!
走行中は基本的に前を見て走りますが、停車しているクルマを避けたり、道を曲がったりするときに「後方確認」をする機会があります。
その際に「バックミラー」があると、安全に確認できます。
ロードバイクは、思っているよりも速いスピードで走行しています。
後方確認のために目線をそらしている間に、想定以上に距離が早く縮まり、前方のものにぶつかったり、急に飛び出してきた人やクルマを避けられない可能性もあります。
可能な限り前方から目線をそらせないほうが安全ですので、「バックミラー」があるとより安全に走行できます。
駐輪用スタンドは「キックスタンド」がおすすめ
通常ロードバイクには、「スタンド」が着いていません。
理由としては、以下のことが挙げられます。
- ロードバイクは「走ること」が目的であるため、無駄なものを削ぎ落としているから
- 軽量化のためフレームが薄くなっており、一点にだけ力が集中してしまうと壊れてしまう恐れがあるため
とはいえ、駐輪する際、普段であれば当てかける場所を探すことができますが、会社の駐輪場など場所を選ぶことが難しい場合「スタンド」がないと駐輪することができません。
GIZA PRODUCTS アジャスタブル サイドスタンドがオススメです
スタンドで問題なのは、「フレームへの傷」と「フレームへのダメージ」です。
このスタンドは、2箇所でクランプすることで「フレームへのダメージ」を防ぎ、クランプ部にラバー加工することで、「フレームへの傷」が付きにくいようになっています。
現状では、このタイプのスタンドが最もオススメです。
N+1のBB固定式スタンドもおすすめ
通常BB周りは、力が特にかかりやすいため肉厚・頑丈に作られています。
そこをスタンドの装着場所にすることで、破損のリスクを極限まで抑えることができるのです。
しかし、この画期的な商品ですが、着眼点は良いもののフレームとの相性があるのが大きな問題です。
具体的には、アームの長さがフレームサイズや形によっては合わず安定しないのです。
対策としては、アームを切断すれば使用できますが手間です。
そのため、現状では初めに紹介した一般的なスタンドがオススメです。
鍵は「U字ロック」と「チェーンロック」がおすすめ
ロードバイク通勤で一番怖いのは、「盗難」です。
仕事中は、長時間拘束されるので、気になっても見に行くことができません。
なので、可能な限り強固な鍵を用意することでリスクを下げることが良いでしょう。
「チェーンロック」「U字ロック」を駆使して、アースロックを心がけましょう。
合わせて読みたいロードバイク通勤に必須!カギの選び方を長所・短所で紹介!
アースロックとは?
アースロックとは、フレームと地面(アース)に固定されているものとを結びつけてロック(施錠)することです。
ロードバイクは、ママチャリと比べ非常に軽量にできています。
そのため、ロードバイクだけにロックをしていても持ち上げて持っていかれてしまいます。設置物と一緒にロック(施錠)することでこういったリスクも防ぐことできます。
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最近ではAlterLock(オルターロック)と言われる最新IoTデバイスが発売されており、盗難対策として非常に注目されています。
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パンク対策で万が一のときも無遅刻!
ロードバイク通勤で怖いものの2番手は、「パンク」です。
パンクしてしまうと走ることができませんし、そのまま無理に走れば故障するだけではなく事故を起こす可能性が非常に高いです。
さらにパンク後、押して会社に行けば当然遅刻は確定ですから、パンクを起こさないように「予防策」と起きたあとの「対策」をたてて置くことが大事です。
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タイヤでパンクを防ぐ
ロードバイクで唯一地面と接触している「タイヤ」を変えることで、様々な効果を得ることができます。
なかでも「耐パンク性」の高いものを選ぶとパンクのリスクを大幅に下げることができます。
さらには、雨の中通勤することもあるでしょうから「グリップ性能」が高いものを選ぶことでより安心して通勤することができます。
レーサーも信頼のコンチネンタル グランプリ5000s2
ホビーライダーから抜群の信頼性を持つ「コンチネンタル グランプリ5000s2」
私の通勤用チャリにも履かせていますが、今の所2年間パンクゼロです。
パンク修理ツールでパンク時に即座に回復する
どれだけ万全の対策をしていたとしても、運が悪いと「パンク」はいずれ起きてしまいます。
そうなってしまったときに、とにかく速く復帰するために「パンク修理ツール」を揃えておきましょう。
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タイヤレバー
ミニポンプ&CO2インフレータ
替え用ブチルチューブ
とりあえずこの3つがあればなんとかなります。
ツールボトルにINでストレスフリー
用意したこれらの「パンク修理ツール」は、「ツールボトル」に入れて「ドリンクホルダー」に常に指して置くことをおすすめします。
こうすることで、いざというときに「家に忘れた!」ということがなくなります。
もし、鍵も一緒に入れておきたいのであれば「サドルバック」に入れておくという手もあります。
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会社で不快に思われないために汗・匂い対策
いざ会社に着いて、「さあ仕事するぞ!」
・・・というわけにはいけません。いままでそうしていたのであれば、今すぐやめたほうが良いですよ!
一生懸命自転車をこいだ体は、汗をかいているはず。
そんな状態で仕事をすれば、職場の人から「あの人いつもクサイ・・・」なんて思われてしまいます。
「おれはおじさんだからもういい!」と思った方。
おじさんはおじさんでも、「クサイオジサン」と「くさくないおじさん」は男女問わず対応が大きく違いますからね?
特にこれからの「夏」は、汗をいっぱいかく時期です。
快適に通勤するためにも、「汗対策」はしっかりしましょう!
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まずは着替えるところから始める
何はともあれ、まずは着替えるところから初めましょう。
このあと紹介することをいくらやっても、服が臭かったら意味ありません。
夏は当然のことながら、冬でも自分が思う以上に汗をかいています。
大丈夫と思っていても着替えるクセを付けましょう。
汗臭さは制汗シートでさようなら
着替えが終わったら、制汗シートで汗と脂を拭いましょう。話はそれからです。
どれを選んでも大丈夫ですが、あまり匂いのキツくないものでお願いします。
柑橘系や石鹸の匂いだと、老若男女・TPO含めてgoodです。
スーツやシャツに消臭スプレーで匂いゼロ
朝からスーツやシャツから匂っている人は、イケてません。
消臭スプレーで匂いダツのを、防ぎましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ロードバイクでの通勤は、いくつかのアイテムを用意することでびっくりするくらい快適になります。
今回の記事が参考になればと思います!
以上、「安全快適にロード バイク通勤するためにおすすめな必需品20選」でした!
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ロードバイクのコンポは何を使っていますか?
「SORA」や「Tiagra」でもホビーライドには十分ですが、ブレーキは、命にかかわるところなので最低でも「105」以上にしたほうが良いです。
思いのほか簡単にできるので、是非交換してみてください。
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