事故時の頭部保護はもちろん、走行性能や快適さにも大きく影響します。
しかし、ロードバイク用ヘルメットは形やサイズ、重量、通気性、デザインなどさまざまな要素があり、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ロードバイク用ヘルメットの選び方のポイントと、サイクリストが愛用しているメーカーを紹介します。
自分にぴったりのヘルメットを見つけて、快適なロードバイクライフを楽しみましょう。
- ヘルメットの選び方・ポイントがわかる
- ヘルメットメーカーとその特徴がわかる
- おすすめのヘルメットがわかる
ロードバイク用ヘルメットの選び方
ロードバイク用ヘルメットを選ぶ際には、次の4つのポイントに注意しましょう。
- 頭と顔の形に合うものを選ぶ
- 安全性が評価されているものを選ぶ
- 軽量のものを選ぶ
- 通気性の良いものを選ぶ
- カラーを選ぶ
頭の形に合うものを選ぶ
ヘルメットは頭にフィットすることが最も重要です。
フィット感が悪いと、転倒時に頭部保護が十分にできなかったり、走行中にずれたりして危険です。
また、不快感や痛みを感じたりして楽しく走れません。
ヘルメットを選ぶ際には、自分の頭の形に合ったものを選びましょう。
頭の形は大きく分けて「東洋型」と「欧米型」に分かれます。
日本人に多いのは横幅が広くて丸い「東洋型」です。
このタイプの人は、日本人向けにデザインされた「アジアンフィット」モデルがおすすめです。
一方、頭が楕円形で前後に長い「欧米型」の人は、海外ブランド製のヘルメットが合うことが多いです。
ただし、ブランドやモデルによっても形状が異なる場合があるので、実際に試着してみるか、頭周を測ってサイズを確認することが大切です。
安全性が評価されているものを選ぶ
せっかくヘルメットを買っても頭を守れなければ意味がありません。安全性能がしっかりと評価されている製品にしましょう。
日本自転車競技連盟の「JCFマーク」があるヘルメットを購入するのが最も良いです。
ロードレースに出るためにはいくつか基準がありますが、その中でこの「JCFマークのあるヘルメットであること」が基準になっています。
一定の安全性が評価されているということになりますから、選ぶ際はチェックしておきたいポイントです。
一般的な安全認証のまとめ
- CEマーク:ヨーロッパ(EU)の認証
- CPSCマーク:アメリカ消費者製品安全委員会の認証
- JCFマーク:日本自転車連盟の認証
- JISマーク:JISマーク表示制度の認証
- SGマーク:製品安全協会の認証
軽いものを選ぶ
ヘルメットの重量も選ぶ際に重視したいポイントです。
重量が軽いと、長時間被っても首や肩が疲れにくくなります。
また、後方確認や走行姿勢もしやすくなります。ロングライドやツーリングをする方には特におすすめです。
一般的にロードバイク用ヘルメットは200~250g程度が軽量とされています。
ただし、軽さだけでなく強度や通気性も考慮する必要があります。
価格も高くなりがちなので、予算や目的に合わせてバランスよく選びましょう。
通気性のいいものを選ぶ
ロードバイクや自転車で走行中は汗をかくため、ヘルメットの通気性もしっかり確認しましょう。
通気性が悪いと頭部が蒸れて不快感や熱中症を引き起こしたり、汗が目に入って視界が悪くなったりする危険性があります。
通気性の良さは空気穴(ベンチレーション)の数や大きさで判断できます。
空気穴が多く大きいほど空気がよく通り抜けるため、夏場でも比較的涼しく走れます。
また空気抵抗も低くなるため、スピード重視の方にもおすすめです。
とはいえ、今はどこのメーカー品も通気性が良いものが前提で作られていますのでそこまで重視しなくても大丈夫です。
季節や天候に応じてサイクルキャップやインナーキャップを活用することもできます。
自転車のカラーに合わせて選ぶ
最後に、自分の愛用するロードバイクやウェアと合わせてデザインやカラーを選ぶことも楽しみましょう。
トータルコーディネートができると見た目もスタイリッシュになります。
自分好みやスタイルに合ったデザインを選びましょう。
また安全面から考えると明るい色や反射材付きのヘルメットがおすすめです。
夜間や悪天候時でも視認性が高くなります。
こんなヘルメットはダメ!
ヘルメットならなんでもいいわけではありません。
こんなヘルメットは買わないようにしましょう。
- 中古品のヘルメット
- ぶつけた・落とした・傷だらけのヘルメット
- 使用開始から3年以上経っているもの
- 1万円以下の激安ヘルメット
ロードバイク用ヘルメットメーカー
ヘルメットを扱っているメーカーはいくつかありますが、その中でも代表的なメーカーを紹介します。
- OGK Kabuto – 日本メーカーで抜群のフィット感が定評
- GIRO – アジアンフィットモデルを豊富に取り扱い
- KASK – 欧州勢の中で日本人にもフィットしやすい
- LAZER – カラーバリエーションが豊富
- MET – シャープなデザインが特徴
- BELL – 世界初のヘルメットメーカー。長年のノウハウが光る
「東洋型」の頭形である日本人には、日本メーカーの「OGK Kabuto」が一番フィットしやすいです。
そのほかのメーカーでは、「アジアンフィットモデル」を選ぶようにすると比較的フィットしやすい。
ロードバイク用ヘルメットおすすめ9選
それではここからは人気メーカーから各1~2点ずつ計9点のおすすめヘルメットを紹介します。それぞれの特徴や価格、評価などを表形式でまとめました。各商品名から購入先リンクへ飛べます。(※価格・評価は2023年6月2日時点)
メーカー | モデル | 重量 | 価格 | 評価 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
OGK Kabuto | RECT | 245g | ¥10,120 | ★★★★☆ | 頭部保護と空冷効果を両立した高性能モデル |
GIRO | SYNTAX MIPS AF | 290g | ¥19,800 | ★★★★☆ | 衝撃保護システム「MIPS」搭載で安心感抜群 |
KASK | RAPIDO | 220g | ¥9,900 | ★★★★☆ | イタリア製の高級感あふれるヘルメット |
LAZER | Tonic KC AF | 270g | ¥10,120 | ★★★★☆ | 日本人にフィットする「アジアンフィット」モデル |
MET(メット) | IDOLO | 255g | ¥9,800 | ★★★★☆ | 空気抵抗を最小限に抑えたエアロヘルメット |
BELL(ベル) | AVENUE | 300g | ¥9,350 | ★★★★☆ | MIPS搭載で通気性と安全性を両立したモデル |
まとめ
今回は、ロードバイク用ヘルメットの選び方のポイントと、おすすめのヘルメットやサイクリストが愛用しているメーカーを紹介しました。
ロードバイク用ヘルメットは頭部保護や走行性能に影響する重要なアイテムです。
選ぶ際には頭の形やサイズ、重量、通気性、デザインなどに注意しましょう。
おすすめのヘルメットやメーカーを参考にして、自分にぴったりのヘルメットを見つけてください。
快適で安全なロードバイクライフを楽しみましょう。