この記事では、「ロードバイクのペダル交換方法」を画像で徹底解説していきます!
工具とコツさえ押さえれば、もちろん初心者でも簡単にできるので、チャレンジしてみてください。
この記事の内容
- 【準備】ロードバイクのペダル交換に必要な工具を紹介!
- 【手順】ロードバイクのペダル交換手順を画像で解説します!
ロードバイクのペダル交換に必要なおすすめ工具
早速「ペダル交換の手順」に入る前に、『工具の準備』から行っていきましょう。
ペダルを交換に特別な工具は必要ありませんが、誰でもカンタンに交換するには専用の工具がおすすめです。
また同時にあると「便利なアイテム」も合わせて紹介するので、参考にしてみてください。
- ペダルレンチ
- アーレンキー
ペダル交換に必要な工具は、ペダルのタイプによって違います。
タイプによって、「ペダルレンチ(スパナ)だけで良い」もの「アーレンキー(六角レンチ)だけで良い」ものに別れます。
見分け方は、ペダルにペダルレンチ(スパナ)で嵌める場所があるか?アーレンキー(六角レンチ)を嵌める場所があるか?で見分けてください。
どちらもある場合は、どちらでも構いません。
ただ、最近のものはペダルレンチ主体のものがほとんどですので、ペダルレンチだけ用意できれば大丈夫でしょう。
ペダルレンチ(スパナ)のおすすめと選び方
ベースとなるペダルレンチのおすすめは「バイクハンド YC-156A」です。
理由は以下です。
- 安価
- サイズが「16/15-17/15」でほぼ対応可能
通常ペダルは、交換のタイミングがそうそうないパーツです。
基本的には、買い替えやランクアップと言った少ないタイミングですので、工具は安価に済ませたいですよね。
ペダルの固定部にはサイズがありパーツによって異なるためバイクハンド YC-156Aのように、いくつかのサイズに対応していると買い直す必要がないのでコスパが最強です。
錆びついたペダルには高トルクタイプのペダルレンチがおすすめ
長い間交換やメンテンスしていなかったペダルは、固着などにより取り外しに何重することもしばしば。
その際、通常サイズのペダルレンチでテクニックを駆使しても歯が立たないときは、「高トルクタイプペダルレンチ」を使用すると外すことができるかもしれません。
デメリットとしては、このハイトルクのペダルレンチは「15mm」のみですので事前にサイズが分かっていること前提になります。
アーレンキー(六角レンチ)のおすすめと選び方
アーレンキーは別名六角レンチとも呼ばれ、サイクリストにとっては定番の工具です。
ですが、ペダル交換に必要とされる8mmなどのアーレンキーのサイズは携帯用工具に含まれていないことが多いです。
アーレンキーは、サイクリストである間必ず使用する工具ですので、質の良い工具をこのタイミングで揃えるのも良いでしょう。
また、ペダルの脱着にはかなり大きな力が必要なので、柄の長いものがおすすめです。
ロードバイクのペダル交換に役立つ便利なアイテム
- 軍手
- 高浸透潤滑剤
- グリス
手を守る「軍手」
メンテナンス全般に言えることですが、指先を汚れや怪我から守るために「手袋」は必ず着用しましょう。
とくに「ペダル交換」では、クランクに近い作業になり深いキズを負う可能性が高い作業になります。
汚れ予防のゴム手袋より、怪我防止の軍手がおすすめです。
固着したペダルを剥がす高浸透潤滑剤
長い間メンテナンスや交換がされなかったペダルは、サビや固着によって交換が非常に難渋します。
その際に、役に立つのが「潤滑剤」です。
潤滑剤単体で解決することは少ないですが、チカラの軽減という意味で大きな効力を発揮します。
固着防止に活躍するグリス
パーツ同士の固着やサビを防ぐ事のできるグリスは、非常に有効なアイテムです。
その他のメンテンナスでも必ず必要になるので、揃えておくと良いです。
いくつか種類がありますが、稼働部位ではないのでシマノ純正の「プレミアムグリス」がおすすめです。
【手順】ロードバイクのペダル交換手順を画像で解説
- ペダルのロックナット部にペダルレンチをはめる
- ネジの方向に回してペダルを外す
- クランクの装着部を掃除する
- 新しいペダルにグリスを塗る
- ペダルレンチで取り付ける
もっとも難関なポイントは「2.ネジの方向に回してペダルを外す」です。
詳しく見ていきましょう。
ペダルのロックナット部にペダルレンチをはめる
まずは、ペダルのロックナット部分にペダルレンチをはめましょう。
このあと回す際に、ズレて舐めることのないようしっかりはめ込むことが重要です。
アーレンキーを使用する際は、ペダルの六角穴にアーレンキーをはめましょう。
ネジの方向に回してペダルを外す
この工程が、最も重要かつ難しいです。
まず、ネジを回す方向ですが左右で回す向きが違います。
この回転の向きを間違えると、はずれないばかりか破損の原因にもなります。
ペダルレンチの回し方
回す際は、クランクが逆回転する方向に常にチカラが加わります。
クランクに対して、ペダルレンチが並行よりも少し上の状態であれば、クランクとペダルレンチを同時に足で踏みつけるとカンタンに外すことができます。
逆に少し下回るくらいであっても、足で踏みつける方法は有効です。
逆にクランクに対して、ペダルレンチが直角だったり水平の場合は難しくなります。
どうしてもチカラを入れるとペダルが空回りしてしまうので、上手にチカラを入れる事ができません。
そういった場合は、反対側のクランクが回らないように固定物などに当てるなどするとカンタンに回す事ができます。
テクニックや工夫でどうにもならないとき
テクニックでどうにもならないときは、長年の固着などが考えられます。
その際は、高浸透潤滑剤をクランクとペダルのネジ部分に吹き付けしばらく時間を置いて再トライしてみてください。
絶対に効くというわけではありませんが、どうしても外れない場合は、試してみてください。
クランクの装着部を掃除する
ペダルが外れたら、クランクの固定穴をパーツクリーナーできれいにしましょう。
砂やオイルなどだけではなく、クランクやペダルからでた金属片も蓄積しています。
新しいペダルにグリスを塗る
ペダルを装着する前に、ネジ部分に固着防止のためにグリスを塗っておきましょう。
使用するグリスは、回転部分でないので何でも良いです。
こだわりがなければどの部分にも使用できるシマノのプレミアグリスがおすすめです。
ペダルレンチで取り付ける
最後に外すときと逆の向きにペダルレンチを回し、ペダルを固定しましょう。
- 右ペダル ▶ 正面から見て「右回転:締まる 左回転:緩まる」
- 左ペダル ▶ 正面から見て「右回転:緩まる 左回転:締まる」
固着が怖くて緩めに固定すると、走行中などに外れて事故の元ですのでしっかりと固定するようにしましょう。
ロードバイクのペダル交換で得られるメリット
ペダル交換では、様々なメリットを得ることができます。
メリット
- 接地面の変化でパワー効率が変わる
- トレッドを付加できるので滑り止めが期待できる
- 軽量化が期待できる
- ビンディングペダルでは速度アップが期待できる
購入したときについてくるペダルなどは、プラスティック製の簡易的なものですが、金属製の剛性の高いものやトレッドのついたものなど種類があります。
ビンディングペダルにすれば、足をペダルに固定できるのでより効率的にペダリングができ、速度アップが期待できます。
個人的な実績では、フラットペダルからビンディングペダルにした際は+5km/h速度が上がりました。
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まとめ
以上、【初心者OK】ロードバイクのペダル交換を画像で徹底解説!トラブル対応付きでした。
質問などがあれば、コメントやtwitterでお受けしますので、お気軽に教えてください!
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思いのほか簡単にできるので、是非交換してみてください。
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