ブレーキ交換に失敗した人
ブレーキを交換するぞ!
・・・あれ?なんかブレーキシューがリムにちゃんと当たらないぞ?
なんだかアームの長さが足りてないような・・・
どういうこと!?
どうもこんにちは!u’uchu(@uuchu_space)です!
今回は、「ブレーキ交換をしたは良いものの、ブレーキシューがどう頑張ってもリムに当たらないぞ!?」という体験をしているアナタのために解決方法を教えます!
※経験者は語ります
この記事の内容
- その問題の答えは「ロングアーチ」です
- 解決方法は”3つ”です。
YouTubeで動画を出しました!
ブレーキアームの長さが足りない原因は「ロングアーチ」です
POINT
ブレーキキャリパーは「アームの長さ」で種類が分かれます
ロードバイク用のブレーキキャリパーは、「アームの長さ」でいくつかの種類に分かれます。
- アーム長49mm前後 → ショートアーチ
- アーム長51mm前後 → ショートアーチ+α ※一般的
- アーム長47-57mm前後 → ロングアーチ ※問題の長さ
- アーム長55-73mm前後 → ロングアーチ+α
現在スポーツバイクで一般的なのは、「アーム長51mm前後」の「ショートアーチ+α」で、「105」や「アルテグラ」などはこの長さになります。
それ以上の長さが、広い意味で「ロングアーチ」と呼ばれ「アーム長47-73mm」のものです。
つまり、今回問題となった原因は
「”ロングアーチ”が必要なフレームに”ショートアーチ”のブレーキを付けてしまったこと」が原因
です。
ロングアーチフレームに”ショートアーチ”ブレーキを取り付けてしまったときの解決方法
解決方法は、「3つ」です。
- ブレーキキャリパーを適したサイズに買い換える
- 「オフセットブレーキ」というパーツを買い足す
- 「ブレーキシュー」だけ変える
※これらの解決方法によるトラブルは、責任を負いかねますので自己責任でお願いします。
ブレーキキャリパーを適したサイズに買い換える
結局の所「間違えたサイズ」を購入してしまったことが原因ですから、「サイズの合ったブレーキキャリパー」を購入しなおせば良いですよね。
しかし問題は、費用が倍になり、今手元にあるブレーキがゴミになってしまうことです。
「もともと合ったパーツを流用しようとしただけ」とか「お金なんて腐るほどあるぜ!」
という場合以外は、容易に買い替えできませんよね。
そういう場合は、次項以降に挙げる方法がオススメです。
ちなみに書い直す場合は、以下があります。
SHIMANO:BR-R451
特徴
- 無印だがTiagra相当の性能
- シマノでは「ブラック」のカラバリが唯一ある
- 見た目がプラスティッキーで安っぽい
- ブレーキシューが一体型で交換時費用がかかる
SHIMANO:BR-R650
特徴
- 無印だがUltegra相当の性能
- ブレーキシューがカートリッジ式
- カラバリは「シルバー」のみ
- 以前は「冷間鍛造」だったが今は「アルミ合金」
【冷間鍛造】
シマノでは「105」以上のグレードで適応されている製法のようです。
強度を高くすることができるそうです。
>>「冷間鍛造とは?」|クリアテック株式会社
ブレーキキャリパーの交換方法は「画像で解説ロードバイクのブレーキ交換方法」で解説しています。
合わせて読みたい
「オフセットブレーキ」というパーツを買い足す
「オフセットブレーキシューケース」は、「”ショートアーチ”のブレーキキャリパーを”ロングアーチ化”する部品」です。
イメージとしては、シークレットブーツです。
特徴
- せっかく買ったブレーキをそのまま使用できる
- ブレーキ性能は、そのままと比べると落ちる
- 費用が更にかかる
- 価格が高い
はじめ見たときは、「こんなものあるんだ笑」と思いました。
製品自体のコンセプトとしては、「足りないなら足らせてみせようホトトギス」ですかね。
製造自体は、ホイールでお馴染みの「BOMA」なので安心できます。
しかし、レビューや口コミを見ると「どうしても剛性が落ちる」という意見がありました。
意外にも価格が高いので、どうしてものとき以外は他2つの方法がオススメかもしれませんね。
「ブレーキシュー」だけ変える
特徴
- もっとも低費用でできる
- 新しいブレーキシューを使える
- 効果があるかは不明のためおすすめしない
———–2021/01/12 追記————————
この方法は、個人的には全くおすすめしておらず、ネタ的悪あがきとして書いたのですが、以外にも反響が大きかったため、改めて
この方法は、「ブレーキ性能を上げる」という目的において効果の程は不明で、おそらくほぼ効果ありません。
ただ、追加でお金をかけるのも気が引ける、という今回の私のケースのような方だけに前例として伝われば良いかな?と思っております。
あくまでも、”悪あがき”ですのでネタとして受け止めてもらればと思います。
———–追記 終わり————————
キャリパー自体はもともとついていたものを使用し、新しく用意したシューを合体させて使う方法です。
実は「シュー」も、グレードによって構成や素材などが異なっています。
例えば、クラリスのシューは樹脂のシューケースですが、105では金属製のシューケースが採用されています。
また、ゴムも異なったものが使用されているようで、摩擦力が向上しているそう。
本来であれば、シマノの定めるグレードのブレーキシュー同士で交換するべきなのですが、上位機種のものでも取り付けることができます。
この方法では、ブレーキシューの分だけ制動力を向上させる事が期待できます。
今回自分は、この方法を取りましたが、今の所不具合はありません。(2020/08現在)
まとめ:万が一アーチが足りなくても解決できる
今回は、「ブレーキアーチの長さが足りなかったときの解決方法」を紹介しました。
やってしまったときは「どうしよう・・・」と思うでしょうが、今回紹介した方法を参考にトライしてみてください。
もし良ければ、実践してみた感想をコメントにいただけると、他の人にも役立ちます!
以上「ブレーキ交換をしたらアームの長さが足りなかったときの解決方法」でした。
関連記事
ロードバイクのブレーキは今すぐ105以上に交換するべき!!選び方と交換方法
ロードバイク用ブレーキワイヤーの交換方法と種類を解説【初心者OK】
ブレーキシューの効きを新品同様によみがえらせる方法
初心者でもできるロードバイクメンテナンス方法まとめ
3番のブレーキシューのみ交換でなぜ解決するのか意味が分かりません。
上位機種は高さが低いのですか?
nanさん コメントありがとうございます。
そもそも交換の意図は、ブレーキ能力を高めることにあると思います。
そのためブレーキシューのみの交換によって、摩擦力や剛性のアップを期待したと言うことになります。
もちろん、再度適したブレーキを買い換えるに適した事はありません。
アーチ高さが違うのにシューだけ変えても意味なような・・
2番のオフセットパーツでかさ上げしつつブレーキパッドを上位製品に交換なら納得ですけど・・
投稿された動画を観ると最終的にリムに適合してるのはロングアーチのキャリパーのように見えるのですが、どうなんでしょう?
自分も同じ目に遭っているので、役立つ情報がないかと探していたところ拝見しました。
突然の投稿失礼しました。
>>>Banさん
コメントありがとうございます。
先のnanさんのコメントにもあるように、「摩擦力と剛性だけでも上げる」という悪あがき的最終手段です。
参照ください。
つまり、今回問題となった原因は
「”ロングアーチ”が必要なフレームに”ショートアーチ”のブレーキを付けてしまったこと」が原因
とあるように、「通常サイズのブレーキだとそもそもサイズが合わず使用できない」というのが今回の前提条件ですよね??
そもそも交換の意図は、ブレーキ能力を高めることにあると思います。
「摩擦力と剛性だけでも上げる」という悪あがき的最終手段
この回答に関しては完全に的外れですね。
>>匿名さん
おっしゃるとおり、的外れです笑
ネタとして、受け止めて貰えればと思います。
アーチ長が足りず、そのままではシューがタイヤに当たってしまう・・・
というのが 「やらかした!」ですよね?
摩擦力は、シューとタイヤの間で発揮させるのでしょうか?
剛性UPさせたら、タイヤが悲鳴上げます。
3番目はオカシイと思います。
Banさんがおっしゃるように
「ロングアーチに替えるか、上げ底シューにして材質を上位グレードのモノに換え」
ならば納得できます。
物理的にシューだけの交換では絶対ムリです。
私もロードマン再生で四苦八苦してます。
>>とまぢふさん
おっしゃるとおり、記事にもある通り①ロングアーチに変える②上げ底する が最適解です。
ネタとして受け止めて貰えればと思います。