ロードバイクのペダルをビンディングペダルにしたい人
『ビンディングペダル』ってカッコいいし、”速くラクに走れる”らしいけど実際どうなの?
色々種類があるみたいだけど、どれを選べばいいの?
っていうか、ド素人の初心者だけど使ってもいいの?
ロードバイクに乗っていると、『もっと速くもっとラクに走りたい!』と言う欲に常に駆られます。
そんなときに高コスパでカンタンに導入できてオススメなのが『ビンディングペダル』です。
とはいえ、種類もたくさんあるし、実際の効果もわかりにくいのでなかなか導入に踏み込めないですよね。
今回は、そんな悩みに答えます。
結論から言うと、『ロードバイク初心者におすすめのビンディングペダルは”SPD”タイプがオススメ』です。
この記事の内容
- ビンディングペダルの種類とは
- ビンディングペダルを導入するメリット・デメリット
- ビンディングペダルの導入方法
- 初心者にピッタリのビンディングペダルを紹介!
YouTubeで解説動画を出しました!
ビンディングペダルの効果
では、ビンディング初心者が『ビンディングペダルを導入したら』どんな効果・メリットが得られるのでしょうか?
- 効果1:引き足効果→そのままのチカラで”2倍”漕げる
- 効果2:硬いソールが踏み込んだパワーをしっかり伝えてくれる
- 効果3:ペダリングの最適化→足がずれなくなり最適なペダリングで効率よく走れる
- 効果4:疲労時にも役立つ→疲れたときもまだ漕げる
効果1:「引き足効果」でそのママの力で”2倍”漕げる
「ビンディングペダル」の主たるメリットは、『引き足』にあります。
ロードバイクは、ペダルを「踏む」ことで力が伝わり、走ることができます。
そこで「ビンディングペダル」にすると、足がペダルに固定されるため、ペダルを「引く」事もできるようになります。
すると、「踏む」と「引く」で2倍の力でペダルを回すことができるので、速度が上がります
どれくらい速度アップが期待できるのか?というと、自分は、「ビンディングペダル」にしたその日のライドから巡行速度をプラス5km/h上げることができました。
もちろんその日のコンデイションや、地形によるでしょうから一概には言えませんが、速度アップは必ず期待できます。
効果2:硬いソールが踏み込んだパワーをしっかり伝えてくれる
普段履いている靴は「歩く」ことを目的としているため、適度に”しなる”よう柔らかくできています。
しかし、ペダリングの際はこの”しなり”がパワーロスへと繋がり踏み込んだパワーを最大限活かしきれていません。
ビンディングシューズは、ソール部分が硬くできており踏み込んだパワーがそのままビンディングペダルへと繋がり推進力へと変わります。
効果3:足がずれなくなり最適なペダリングで楽に速く走れる
ロードバイクで走る上で重要なのは、”いかに効率よくペダルを回すか”ということです。
つまり、ペダリングの効率化ですね。
フラットペダルであれば、踏む足の位置・力の入れ方などたくさんのポイントを気をつけなければいけません。
しかし、「ビンディングペダル」にすることで、足が固定され常に効率の良いポイントで固定されるので、きれいなフォームを保ったまま漕ぎ続けることができます。
これもすなわち速度アップに繋がります。
効果4:引き足は疲労時にも役立つ
『ビンディングペダル』のメリットは、何も「速く走る」ときだけではありません。
ビンディングペダルは、『疲労回復・軽減』にも役立つのです。
効率よくペダリングできるということは、無理のない筋肉のかけ方ができるということになります。
ロードバイクに乗り終えたときに、「なんでこんなところが?」という場所に筋肉痛が来ませんか?もしかしたら、それは上手に筋肉が使えていないからかもしれません。
また、「踏む」と「引く」では使う筋肉が異なるため筋肉疲労が分散されます。単純に考えれば、フラットペダルで使用する筋肉を半分にできるのですから、2倍走れる・・・かもしれません。
ビンディングペダルのデメリット
ビンディング初心者が『ビンディングペダルを導入したら』どんなデメリットがあるのか紹介します。
- 導入にお金がかかる
- 立ちコケのリスクが生まれる
- 新しい沼にハマるリスクが生まれる
導入にお金がかかる
一般的に「ビンディング化」かかる費用は、ビンディングペダル+クリート+ビンディングシューズで1〜2万円あれば導入可能です。
ちなみに”クリート”は、「ビンディングペダル」に付属していることがほとんどですので、初期費用を抑える事ができます。
また、”ビンディングペダル”の取り付けをプロショップにお願いする場合は、工賃がかかります。
なので、できるだけ費用を抑えたい場合は、自分でビンディングペダルの取り付けをやることをおすすめします。
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ビンディングペダルの取り付けには、専用の工具が必要です。
工具を買う際は、一個一個揃えていくとお金がかかるので、工具セットを初めに買うとお得です。
とはいえ、ロードバイクは「かっこいい=高い」なのでどうしてもお金がかかっちゃいますよね。
であればUber Eatsでロードバイクに乗りながらお小遣いを稼ぐと、簡単に資金を作る事ができます。
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立ちコケのリスクが生まれる
「立ちコケ」というのは、「ビンディングペダルにしたあるある」で「ビンディングペダル」特有の問題です。
ロードバイクに乗っていて倒れそうになったら、無意識に足が横にスッと出て倒れないようにしますよね?
しかし、「ビンディングペダル」にしていると足が固定されているので、足を出すことができず、為す術もなくその場に倒れて(コケて)しまうことを、立ちコケといいます。
この「立ちコケ」が問題なのは、一つに「めちゃくちゃ恥ずかしい」ということです。
「立ちコケ」発生頻度の高いポイントとしては、交差点などの「停車時」です。
「止まろう」という頭→減速→いつものように足を出す→出ない→「立ちコケ」というプロセスです。
この立ちコケは、ポイントを抑えることでカンタンに防ぐことができます。
記事の後半でご紹介します。
新しい沼にハマるリスクが生まれる
皆さんご存知沼です。
ロードバイクは、それ自体が沼であるにもかかわらず、その周辺物品にも沼が存在します。
例えば、サドル沼・ハンドル沼・ヘルメット沼・アイウェア沼・輪行袋沼などなど基本的にはすべてのものに沼が存在します。
「ビンディングペダル」にも”沼”が存在するため、うかつに入り込むとあっという間に飲み込まれ財布の中身を取られてしまいます。
ビンディングペダルの種類
『ビンディングペダル』には、大きく分けて2種類あります。
それぞれの特徴を紹介します。
- SPD:アクテビティにも耐えられるマウンテンバイク(MTB)向けビンディングペダル
- SPD-SL:走ることだけを考えられたロードバイク向けビンディングペダル
SPD:アクテビティにも耐えられるマウンテンバイク(MTB)向けビンディングペダル
「SPD」のクリートは、クローバ様の形をしており、専用の靴の“靴裏の溝”に”埋め込む”形で付きます。
クリートが靴底の溝に埋め込まれており、ソールも柔らかいので非常に歩きやすいです。
もともと走ったり泥道を駆け上がることの多い”マウンテンバイク(MTB)”用に作られたため歩きやすく、見た目も運動靴やカジュアルなものが多く販売されています。
最近シマノから「SPD-SLっぽいSPD」が発売され、よりロードバイクに合うSPDペダルを使用することができるようになりました!
>>【2019年】シマノのSPDペダル全10種を徹底比較してみた!おすすめはどれ?
”ガチなのはちょっと・・・”
”ロードバイクには乗るけど、ちょっと歩きまわったりしたい”
といった初心者の方や「ポタリング」などにおすすめです。
ただし、クリートが金属でできているので「SPD-SL」と比べると重量があります。
しかし、その分頑丈にできているので、クリートを買い換える頻度は低いです。
SPDペダルのクリートの種類
SPDペダルのクリートには以下の種類があり、それぞれ特徴があります。
- シングルリリース用
- かかとを外側にひねった時にだけ外れる
- 上級者向け
- マルチリリース用
- 多方向にペダルから外せる
- 初心者向け
どちらを選んでも大きな違いは無く、取り外せる方向のみ異なります。
初心者は「SM-SH56」を選ぶと安心です。
SPD-SL:走ることだけを考えられたロードバイク向けビンディングペダル
「SPD-SL」のクリートは、三角はんぺんみたいな形をしており、専用の靴裏に”外付け”するイメージです。
ロードバイク向けに作られており、「歩く<走る」に重きをおいています。
プロで使用されるのはこのタイプで、見た目はレーシーに作られておりとても軽量にできています。
着脱は面積が大きい分しやすいですが、多少のテクニックが必要となります。
しかし、SPD-SLはその構造上、靴底のクリートが突起物となり邪魔になります。
また、ソールも硬くつるつると滑るので、歩きにくい上にクリートがすぐに削れてダメになります。
歩く様子は、もっぱらペンギンさながらです。
サイクリストの皆さん
私はビンディングなんてそこまで歩きにくくねえだろって思っていましたがまさかここまで歩きにくいとは思ってなかったです やばいっすねこれ pic.twitter.com/zuOMWo4ImT— チャリラー (@jitensyankri) March 12, 2019
ですので、「ロードバイクに”乗ること”がメインな人」や「レース時」におすすめです。
SPD-SLペダルのクリートの種類
SPD-SLペダルのクリートには以下の種類があり、それぞれ特徴があります。
SM-SH10(赤) | SM-SH12(青) | SM-SH11(黄) |
シューズとペダルが固定され 遊びは無い |
シューズ前方を中心に左右に遊びがある | 装着時に左右方向の遊びがある |
上級者向け | 中級者向け | 初心者向け |
SPD-SLペダル購入時、殆どの場合「SM-SH11(黄)」がついてきます。
はじめのうちは、「SM-SH11(黄)」を使用し段々とSM-SH12(青)→SM-SH10(赤)に映ると良いです。
初心者におすすめのビンディングペダルの選び方
ビンディングペダルには種類がありましたが、初心者におすすめなのはどのビンディングペダルなのでしょうか?
結論から言うと「SPD」タイプのビンディングペダルがおすすめです。
その理由は、以下がポイントです。
- 歩きやすい物が良い
- 片側ビンディング+片側フラットのものが便利
- 着脱しやすいものが良い
歩きやすい物が良い:SPDは歩くのに適している
構造上「SPD-SL」には、靴底にクリートという突起物が「出っ張って」着いています。
その都合上歩行の際は、つま先を常に挙げた状態で歩かなければいけません。いわゆるペンギン歩きですね。
さらに、材質もプラスティック製な上にクリートのせいで滑り止めが無いため、ちょっとした滑りやすい場面で容易に滑ります。
その反面、「SPD」は「トレッド(靴の溝)の中」にクリートがあるので、歩行の際に邪魔になりにくいです。そしてトレッドがあるので、滑り止めも効きます。
「ロードバイクに乗ること」だけが目的じゃない「ポタリング」や「観光」がメインの際は、特に非常に重宝します。
片側ビンディング+片側フラットペダルのものが便利
いくら「ビンディングペダル」にしたいと思っていても、すぐにずっと「ビンディングペダル」にするのは不安がありますよね。
SPDペダルには、「片面SPD+片面フラットペダル」タイプがあり、おすすめです。
片面ずつ異なると、その時時の気分・ケース似合わせて気軽に使い分けることができます。
→ビンディングペダル
→フラットペダル
これが「SPD-SL」だと、変えようと思う度に”ペダルごと”変えなくてはいけません。
着脱しやすい物が良い
ビンディングペダルは、足を固定するためいざというときに外れないと危険です。
そのため、「ビンディングの固定力を最弱にする」ことをおすすめしていますが、その固定力の調整が容易なのがSPDです。
SPDペダルは、ペダルについているネジをアーレンキーで調整するだけで固定力を調整できるので、自分の好みに合わせて細かく調整することが可能です。
また、構造で外れやすくなっている「クリッカーペダル」もしくは「ライトアクション」というシステムのペダルもシマノから出ています。
とはいえ、もちろん走行上は外れたりはしません。
はじめてのビンディングペダルで心配なら「クリッカーペダル」ロードバイク経験があるなら「ライトアクション」といった選び方もおすすめです。
『クリッカーペダル』とは?
クリッカーペダルは、入門者用にシマノが開発した「SHIMANO CLICK’R(シマノクリッカー)」ペダルのことです。
MTB用のSPDペダルをベースとして、少ないチカラで外せるように設計されています。
従来のSPDにくらべ40%パワーカットできます。
また、ポップアップ機構によってクリート先端を引っ掛けて踏むだけで装着できるため、装着も容易です。
SPDペダルは「両面」「片面」「SPD+フラットペダル」がある
『SPDペダル』は、その構造上「SPD-SL」に対してペダルのレパートリーに富むことが挙げられます。
- ”両面”SPD ←おすすめ
- ”片面”SPD
- SPD + フラットペダル
ロードバイク用と言われる「SPD-SL」は、ロードバイクを漕ぐことを想定して作られているので「片面ビンディング」のものしか存在しません。
しかしMTB用の「SPD」は、MTBだけではなくグラベル・トレイル・BMXなどにも使用されるため着脱しやすいように・歩きやすいように設計されています。
これらのような多岐にわたる用途・ニーズに答えるためペダルのレパートリーに富んで居ます。
両面SPDペダルの特徴
両面SPDペダルのメリットは、「着用面を気にしなくて良い」ことにあります。
ビンディングペダルは、その構造上足をビンディングペダルに固定する必要がありそれぞれが重なり合う形でしか機能しません。
そのため、片面SPDペダルだと毎回確認する必要があり、ストップアンドゴーが頻回に発生する我々ホビーライダーには煩わしく感じます。
しかし、「両面SPDペダル」はブラインドで踏み込むだけでハマるため、ラクに使用することができます。
とはいえ、両面にSPD面があるためどうしても重量が重くなってしまうためレースなど1gの差を求めるライダーには不向きです。
まとめると「両面SPDペダル」は、「ビンディングペダルになれた」サイクリストにおすすめです。
もちろん「ビンディング初心者」も、オススメです!
SPD + フラットペダルの特徴
「SPD + フラットペダル」のメリットは、汎用性の高さにあります。
例えばビンディングペダル初心者の場合、なれないビンディング操作単体で走行するのは抵抗がありますよね?
初めはビンディング面とフラットペダル面を交互に使用していき、段々とビンディングペダルに慣れていくほうが安全にビンディングデビュー出来ます。
その際に、ペダルごと変えるのはかなり手間ですよね?
「SPD + フラットペダル」であれば、踏む面だけ変えればいいので同じ靴で気軽に練習することができます。
また、「通勤・通学」など普段もロードバイクに乗る人は、ビンディングシューズとノーマルシューズ両方履く機会があります。
同様に、その日の気分やシチュエーションごとにペダルを変えるのは手間ですよね。
まとめると「SPD + フラットペダル」は、「初心者〜」「通勤・通学・普段も」使用するサイクリストにおすすめです。
オススメのSPDペダル3選
個人的におすすめなSPDペダルをピックアップしてみました。
ニーズに合わせて選んでみてください。
- 一番はじめのSPDペダルにおすすめ:PD-EH500
- ワンランク上の快適性がおすすめ:PD-E500
- よりロードバイクライクなSPDがおすすめ:PD-ES600
【SPD】一番はじめのSPDペダルにおすすめ:PD-EH500
特徴
- 重量:383g
- 「SPD+フラットペダル」の面違いで併用が可能
- ライトアクション搭載
- 取り付ける際に面を確認する必要がある
「ビンディングペダル」の「固定」と「フラットペダル」の「利便性」を、どちらも取り入れたいいとこ取りのビンディングペダルです。
普段は普通のシューズで気楽にライド。しっかりキメたいときは、「ビンディングシューズ」で「SPD」!
そんな使い分けが簡単にできる「SPD」ペダルです。
また、「ライトアクション」と呼ばれる構造で着脱にかける力が少なくても良くなり、初心者でも着け外しがカンタン!
「履きなれていない初心者」や「ポタリングや観光メイン」のサイクリストにオススメです。
【両面SPD】ワンランク上の快適性がおすすめ:PD-ED500
特徴
- 重量:450g
- 幅広のコンタクトエリアで安定感抜群
- 「ライトアクション」で弱い力でも着脱可能
- 両面SPDで面確認の煩雑さが解消
- 重量が重め
両面がSPDになったことで、装着の際に一々面を確認する必要がなくなりました。
コンタクトエリアを大きくとり、また素材に剛性の高い素材を使用することで、力のロスを防ぎ効率よくペダルを回せます。
ちなみに、「重量をもっと落として、軽量かつコンタクトエリアの大きいSPDがほしい!」という場合は、「PD-M9120」がオススメです
よりロードバイクライクなSPDがおすすめ:PD-ES600
特徴
- 重量:279g
- シリーズ最軽量のフラッグシップモデル
- グレードは「アルテグラ」
- ペダルとシューズの接地面を広げパワー効率を拡大
- 「SPD-SL」ライクな見た目
- 片面のため着脱の際に面を確認する必要がある
ペダル周りの接地面積を大きく取ることで、SPDペダル特有のパワーロスを低減できます。
また、研ぎ澄まされた設計により「アルテグラ」の名に恥じぬ、シリーズ最軽量(※279g)を実現しました。
研ぎ澄まされた結果、「SPD-SL」ライクな見た目になり、ロードバイクと掛け合わせても違和感のない仕上がりです。
オススメのSPD-SLペダル3選
個人的におすすめなSPD-SLペダルをピックアップしてみました。
ニーズに合わせて選んでみてください。
- 一番はじめのSPD-SLペダルにおすすめ:PD-R7000
- 最安価格で選ぶなら:PD-RS500
- 最高の体験を選ぶなら:PD-R9100
一番はじめのSPD-SLペダルにおすすめ:PD-R7000
特徴
- 重量:265g
- 素材:カーボン
- グレード:105
もっともベーシックなグレードのSPD-SLペダルです。
素材に「カーボン」を使用し、軽量ながらも堅牢さも兼ね備えた作りになっています。
広く取られたコンタクトエリアにより、踏み込んだパワーを十分に伝達することができます。
最安価格で選ぶなら:PD-RS500
特徴
- 重量:320g
- 素材:樹脂
- グレード:なし
最近発売されたエントリーグレードのSPD−SLペダルです。
グレードには属していないものの、樹脂で作られたそのボディは上位機種から継承された構造を要しており、ホビーライダーには十分なスペックをもっています。
最高の体験を選ぶなら:PD-R9100
特徴
- 重量:228g
- 素材:カーボン
- グレード:DURA-ACE
シリーズ最高峰のグレード「DURA-ACE」に属し、完成されたスペックをもつSPD-SLペダルです。
重量・スペック・フォルム全てにおいて最高の作りになっており、DURA-ACEグレードを気軽に堪能できるのはこのパーツでしかありません。
アルテグラグレードの「PD-R8000」とは6000円ほどの価格差ですので、ぜひDURA-ACEを試してみてください。
ビンディング初心者が立ちごけしないために知りたいはめ方・外し方
ビンディングペダルで「立ちごけ」を防ぐために、正しい「はめ方」と「外し方」を含むテクニックを紹介します。
- クリートの固定力を”最弱”に設定する
- クリートをマルチリリースなどに変える
- 安全な場所で2〜3回練習する
- フラットペダルのときより気持ち早め(20mm手前)に解除する
- 外すときは「左足」から
「立ちコケ」は、上記のことを実践すれば意外とカンタンに防ぐことができます。
クリートの固定力を”最弱”に設定する
「クリートの固定力」は、一見弱くすると外れやすくなりナブナそうですが、実際は強くて良いことはありません。余計に疲れるだけです。
最弱にしても通常のライドで、はずれることはまずありません。
スプリントなどで酷くもがけば話は別ですが、それ以外のライドなら最弱にしておきましょう。
アーレンキー1本でかんたんに調整できちゃいます。
クリートをマルチリリースなどに変える
【ビンディングペダルの種類】でも触れましたが、クリートにも種類があります。
初心者が初めてビンディングペダルに乗る際は、このクリートを「リリースしやすい種類に変える」ことをおすすめします。
- SPDペダル → SM-SH56
- SPD-SL → SM-SH11(黄)
これによって、いざというとき足を強くもがくだけで外れるようになります。
もちろん、ライド中に外れることはまずありません。
安全な場所で2〜3回練習する
やはり何事も練習です。
いきなり道路に出て走れば、当然立ちごけなどのトラブルに合いやすくなります。
まずは、フェンスや鉄棒などの掴まれる構造物を利用してビンディングペダルとシューズになれましょう。
また、片足だけビンディングにするというのも有効です。
フラットペダルのときより気持ち早め(20mm手前)に解除する
また、ビンディングを解除するときは、意識的に「ビンディングペダルを履いているんだ!」と心がけて、フラットペダルのときよりもワンテンポ速く”解除”しましょう。
例えば交差点では、信号が見えてきて惰性で乗っているときは既に外しているくらいで丁度いいです。
距離で言えば、止まりたいと思う場所の20m手前です。
ちなみにそのときは、『左足』を解除するようにしましょう。
理由は、「もし外し損ねても倒れる先は”歩道”だから」です。
ビンディングペダルの交換方法
フラットペダルからビンディングペダルへ交換するには、専用の工具が必要です。
ロードバイクのペダル交換方法を画像付きで徹底解説したので、参照ください!
- ペダルのロックナット部にペダルレンチをはめる
- ネジの方向に注意してネジを緩める【超重要】
- クランクを掃除する
- 新しいペダルにグリスを塗る
- 新しいペダルをペダルレンチで固定する。
合わせて読みたい
【初心者OK】ロードバイクのペダル交換を画像で徹底解説!トラブル対応付き
まとめ:ロードバイク初心者にはSPDビンディングペダルがおすすめ
いかがでしたでしょうか?
ロードバイク初心者は、ベテランライダーにも勝る「ワクワク感」に満ち溢れており、「色々なところに行きたい!」という探究心に燃えています。
その気持ちを、せっかく手に入れたビンディングペダルのせいで削がれないよう、あくまでもビンディングペダルのメリットだけを受け取って楽しいロードバイクライフを送ってください。
ビンディングペダルを導入すると、ロードバイクはより一層楽しいものになります。
しかし、沢山の種類があるので自分にどれが合っているのか心配になりますよね。
今回の記事を参考に、自分にあったビンディングペダルを探してみてください。
以上「【初心者でもOK】ロードバイク用ビンディングペダルを徹底解説&おすすめ紹介」でした!