ロードバイクを趣味にする上で「ロードバイクの盗難対策」は、避けては通れない問題です。
一言で言えば「AlterLock(オルターロック)」は、ロードバイク盗難対策に是非導入すべきデバイスだと思います!
今日のライドで初めてAlterlock使ったけど、控えめに言って最高だった
とにかく、安心感がすごい。抑止になるし、追跡できるしで心の負担が減った
あとは、ロックするのにボタンを押すと音が鳴るのが車感があってドヤァ
いまひとつのところもあったけど、それを踏まえても間違いなく買い pic.twitter.com/f6A9jMvyHh
— ユウ@サイクリスト【YUTORI LIFE】 (@uuchu_space) February 24, 2019
今日のライドで初めてAlterlock使ったけど、控えめに言って最高だった
とにかく、安心感がすごい。抑止になるし、追跡できるしで心の負担が減った
あとは、ロックするのにボタンを押すと音が鳴るのが車感があってドヤァ
いまひとつのところもあったけど、それを踏まえても間違いなく買い
いままで行っていた防犯対策とは全く異なったアプローチで、多重障壁を作ることも出来ますし、窃盗犯もパターンが増えることでうかつに手を出しにくいと思います。
では、実際に詳しく見ていきましょう。
この記事の内容
AlterLock(オルターロック)を導入した理由
ロードバイクの盗難対策は、鍵だけじゃ不十分
盗難対策には、「鍵(施錠)」が最も効果のある方法ですが万能ではありません。
矛盾してしまいますが、どんなに丈夫な鍵も専用の工具があれば簡単に切れるためです。
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私は普段Abus(アブス)のチェーンロックとPanasonicのU字ロックを使用しています。
2つも鍵をかけていますが、それでも盗難の心配があり”長時間放置する”ということは怖くてできません。
”じゃあどうすりゃいいのよ?”
やはり最終的には、”人の目”が一番有効です。
ですが、ずっと張り付いているのじゃ今と同じです。
では、どうするのかというと周りの人の目を借りれば良いのです。
つまり、異常(盗難)があったら周りに知らせるシステムがあれば良いのです。
さらに言えば、離れた位置にいる自分にも異常を知らせてくれればなお良いですよね。
盗難されても場所がわかったら取りにいける?
Alterlockがオススメです😁
盗難されたら即座に発見しなければ見つけることは困難だと思うので即日に探せるGPS最強かと
センサーも反応良いし細かい設定が出来離れるとロックされるオートガードも◯
取られたことないからわからないけどGPS追跡も可能なので割と本気で「コレしかない」と思ってます
— タッチューノ (@TatsuYu_CYCLE) February 5, 2019
くしくも盗難されてしまったとしても、ロードバイクの居場所がわかったらどうでしょうか?
場所がわかれば取りに行けますし、情報源になりますよね?
批判を承知で言いますが、正直なところ警察は当てになりません。
こんなちっぽけなどうでも良いことを一生懸命探すほど、仕事熱心暇ではないのです。
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AlterLock(オルターロック)の特徴・仕組み
POINT
ロードバイクの異常を「振動検知器」で察知し、アラーム音で周囲に知らせます。
また、ネットワークを介してスマホへ通知が飛び、GPS情報も通知されます。
AlterLock(オルターロック)を一言で言うと、「ロードバイクの異常を検知して、周囲とスマホ(自分)に通知し同時にGPS座標も通知してくれる」装置です。
他には、こんな特徴があります。
- 振動検知器の感度は、”3段階”で調整可能
- 通信モジュールは単体で可能
- バッテリー内蔵。バッテリーは最大1.5ヶ月動作
- GPSは高精度の「みちびき」に対応
- ボトルケージに装着するので目立たない
他のGPSトラッカーやBluetoothトラッカーとの違いは?
実は以前から、このようなコンセプトの商品はいくつかありました。
例えば、「Tile Mate Key」や「MAMORIO」など。
しかし、Bluetoothの電波が効く範囲内でしか追跡できなかったり、バッテリーが持たないなどの問題があったので広く普及はしませんでした。
AlterLock(オルターロック)は、それ自体がネットワークにつながっている上に、GPSを内蔵しているため、サービス範囲内であれば制限なく追跡できます。
【サービス範囲】
2019年2月現在は、一部の地域でのみ検知可能ですが2020年には全国カバー予定です。
>>AlterLock(オルターロック)のサービス地域 ※sigfox社のサイトにとびます。
AlterLock(オルターロック)を導入するメリット
- 盗難のリスクが減る
- ライドの幅が広がりより楽しむ事ができる
盗難のリスクが減る
繰り返しになりますがAlterLock(オルターロック)は、「盗難のリスクを減らせる」と思います。
窃盗犯のプロセスは、「標的を探す→鍵を壊す→ロードバイクを運ぶ→車に積む」が一般的かと思います。
この一連のプロセスの中で、いかに早く窃盗を食い止めるかが重要です。
「鍵」は、「標的を探す」と「鍵を壊す」を食い止めることが出来ます。
そしてAlterLock(オルターロック)は、「振動検知機能」と「GPS機能」で、この一連の流れ全てを食い止めることが出来ます。
ライドの幅が広がりより楽しむ事ができる
AlterLock(オルターロック)で、窃盗のリスクを減らせるとどうなるのか?
- ちょっとした休憩にコンビニやカフェに行きやすくなる
- お昼などお店に立ち寄りやすくなる
- 観光地をゆっくり回ることが出来る
いままで躊躇していた、いろんなことが出来るようになります。
自分なんかは、ライド中トイレに行きたくなっても2重施錠がめんどくさくて限界まで我慢することが多いです。
しかし、1重であればチャチャっと出来るのでためらうこと無くトイレにいけます。
あと、ライド後は良く温泉に入るのですがその際は、”何重にも鍵をして行き、入ったら即出る”ということをしていました。
これじゃあ、ゆっくり休めません・・・でもAlterLock(オルターロック)を導入してから、異常があったらすぐ駆けつければいいので、ゆっくり休めるようになりました。
AlterLock(オルターロック)を導入するデメリット
- ランニングコストがかかる
- AlterLock(オルターロック)を外されたら意味がない
ランニングコストがかかる
AlterLock(オルターロック)導入には、本体代金+月額費(もしくは年会費)が必要になります。
【AlterLock(オルターロック)のサービス利用料】
- 本体代金・・・ 8900円
- 月額費 ・・・ 390円
- 年会費 ・・・ 3900円
※2019年2月現在
これをどう捉えるかは人それぞれですが、私は毎月たったワンコイン以下でウン十万するロードバイクが盗難から守れるなら、保険代としては破格だと思っています。
390円なんて、外食なら1食分にすらなりませんし、普段食べている補給食とかのほうが高いんじゃないですか?
本体代金も、分割して月額サービス料と合わせて考えたら月1000円ほどです。
保険代としては、破格で間違いありません。
AlterLock(オルターロック)を外されたら意味がない
便利で大きな可能性を秘めたAlterLock(オルターロック)ですが、一つだけ致命的なデメリットがあります。
それは、「AlterLock(オルターロック)を外されたら終わり」ということです。
まぁ、至極単純でカンタンな問題です。
しかし、メーカーもそんなこと思いつかないわけありません。
ボトルケージに設置するためのネジは、普通使用されない径の細い六角になっています。
「それだけじゃ不十分」というのも、メーカーは知っています。
そのため、今後「盗難防止ネジ」のリリースを予定しています。
AlterLock(オルターロック)の開封レビュー
では、ついに開封していきます。
箱自体はダンボールのような材質で、コストカットが伺えます。
しかし、逆にポイントは高いです。そんなとこに金かける必要なし!
同梱物
箱を開けると本体、固定用ネジ、警告シール、取扱簡易説明書が入っています。
※取扱簡易説明書は絶対に捨てないでください!アクセスコードが書いてあります!
効力があるのか無いのかわからない、AlterLock(オルターロック)の警告シールです。
個人的には、知らせないほうが良いんじゃないかと思いますが、抑止にもなるのかと思うと、運用方法に迷います。
本体外観
本体はプラスチックで出来ているようで、マット加工のおかげか安っぽさは感じません。
正面には「AlterLock」の刻印とインジケータ、ペアリングボタンがあります。
防犯のために、電源などのボタンは設置されていません。
本体上部には、取付用の穴が空いてます。
側面には、充電のための穴が空いておりタイプはmicroUSBになっています。
ちなみにこの状態でも防水が保てるそうで、個人的には驚きです。
アワアワで洗車中のバイクには、AlterLockが付いてます。もちろん防水だから大丈夫です! pic.twitter.com/ZZNZpTy6rx
— AlterLockサイクルガード@次は富士ヒルクライム (@AlterLockDev) June 1, 2019
裏面には、技適の番号などの承認マークがシールで貼られていました。
念の為、写真は無しとします。
充電方法とインジケータ
充電は、「USB micro-B」で行います。
アンドロイドスマホと同じですね。
ソケットにUSBを指すと、インジケータがオレンジ色に光ります。
数時間後充電が完了すると、緑色に光ります。
重量
一応重量も図ってみました。
メーカー公称値は、60gなので合格じゃないでしょうか。
AlterLock(オルターロック)のロードバイクへの取り付け
基本的には、ロードバイクのシートポストのボトルケージ取り付け部に取り付けます。
取り付けネジは、2.5mmの六角を使用してください。また、本体の故障につながるため1.2-1.5Nmのトルクで締め付けてください。
>>AlterLock(オルターロック)の取り付け
AlterLock取付時にトルクの掛け過ぎによる破損事例がございました。金属パーツではありませんので、アーレンキーの「短い方」を持って片手で締められる程度でお願いいたします。
m(_ _)m締め過ぎによる破損は保証対象外ですので何卒ご注意を!https://t.co/o0OcJ1W22P
— AlterLockサイクルガード@ロードバイク盗難防止 (@AlterLockDev) August 19, 2019
形状の都合上、どうしてもAlterLock(オルターロック)がはみ出てしまいます。
とはいえ、ペダリングに干渉するほどは出ないかと思います。
しかし、フロントディレイラーバンドと干渉する際はダウンチューブ下でも取付可能です。
※GPSの精度に若干影響するようです。
AlterLock(オルターロック)のペアリング方法
まずAlterLock(オルターロック)のアプリをダウンロードしましょう。
ダウンロードするとアカウントの作成を求められるので、作成しましょう。
作成後は、サービス加入も薦められるので一緒に契約しましょう。
※当然ですが契約しないとサービスを受けられません。
契約後もう一度アプリを開きログインすると、ホーム画面が開きます。
「自転車情報」をタッチすると、自分のロードバイクの情報を入力できます。
「設定」をタッチすると、ペアリングすることが出来ます。
「設定」をタッチしたら、ペアリングボタンを押します。
すると、インジケータが緑色に2回点滅します。
案内に従って、「取扱簡易説明書」に記載のアクセスコードを入力します。
※途中iPhone側から「ペアリングしますか?」としつこく聞いてきますが、無視で大丈夫です。
「AlterLockデバイスの登録が完了しました。」と、出てきたらペアリングは完了です。
AlterLock(オルターロック)の設定
【設定項目】
- オートガード ・・・ 入/切
- 振動検知感度 ・・・ 低/中/高
- アラーム ・・・ オン/オフ
- アラームの長さ ・・・ 5〜120秒
- 電波強度 ・・・ 1〜5
- システム音 ・・・ オン/オフ
- デバイス解除
- ファームウェアアップデート
「設定」 の項目では、AlterLock(オルターロック)の動作を細かく設定することが出来ます。
※「設定」を開く間に接続の切断が頻発するようであれば、ファームウェアをアップデートしてください。
私のはそれで治りました。
おすすめの設定は、こんな感じです。
- オートガード ・・・ 切
- 振動検知感度 ・・・ 高
- アラーム ・・・ オン
- アラームの長さ ・・・ 120秒
- 電波強度 ・・・ 2
- システム音 ・・・ オン
この状態だと、「一番敏感な設定で、警戒の強い状態を手動でオンオフする」という動作になります。
「オートガード」は、Bluetoothの接続状態で決まるのでオンになっているのかどうかが分かりづらいためあえてオフにしてあります。
「振動検知感度」は、低〜高を全て試しましたが盗難対策と言う意味では「高」以外無意味だと思います。
何なら「高」でも不十分です。
「アラームの長さ」は、マックスの「120秒」にしました。これは、万が一のときにより周囲の注目を集められるように、と言う意図です。
AlterLock(オルターロック)実際のロックの動作
「オートロック」は、スマホを持った状態でAlterLock(オルターロック)から離れれば自動でON/OFFが切り替わります。
しかし、私が設定している「手動ロック」では、手動で切り替える必要があります。
切り替えは、ホーム画面中央の”カギ”マークで切り替えます。
ロックのON/OFFが切り替わるとビープ音がなるので、信号が伝わったかがわかりやすいです。
いちいち切り替えるのが手間ではありますが、安心を買っていると思えば問題ないです。
AlterLock(オルターロック)実際のアラームの動作
ロックがオンの状態でロードバイクに異常(振動)が起きると、本体からはアラーム音が鳴り、スマホからは専用の通知音と通知が表示されます。
アラーム音の止め方は、設定時間経過するかスマホアプリ側からロックを外さないと止まりません。
追記:位置情報の通知は2回目から
ご指摘のとおりです。振動を検知した際には通知が飛びます。
GPS衛星からの電波を測位しますので、初回検知時の動作については、以下の「12. デバイスの動作確認」もご確認いただければと思います。https://t.co/emnYn61QDY— AlterLockサイクルガード (@AlterLockDev) May 21, 2019
実際に使っているうちに、何度か誤検知で鳴ったのですが、その際に”位置情報を通知できたりできなかったり”したので「不具合?それとも使い物にならないだけ?」と思いツイートしました。
すると、AlterLockのtwitterアカウントから上記のリプライが来て
初回は速く知らせたいから鳴らすだけだよ!
2回目の通知から位置情報を通知する仕様だよ!
と、教えてもらいました。
ですので、「アラームが鳴ったら、愛車の無事を確認するまでは、スマホ側のアラーム停止ボタンを押さない」ようにしましょう!
今後のAlterLock(オルターロック)に求めること
- 盗難防止ネジの一刻も早いリリース
- 位置情報のフェッチ(任意)での取得
- アラーム音の音量の設定
- アラーム時間の無限化
- アラーム発生後の解除方法の工夫
- サービス料の見直し?
位置情報のフェッチ(任意)での取得
現在のAlterLock(オルターロック)では、リアルタイムでの位置情報の取得はできません。
盗難された際(アラームがなったとき)に初めて、位置情報が取得されその後一定時間ごとに取得されます。
これは、バッテリー容量からくる仕様だとは思いますが、月イチライダー的には「こまめに充電するから、バッテリーが短くなってもいいからリアルタイムでみたい」です。
アラーム動作の変更
「アラーム音量」は、現在変更できず一定のままです。もしかすると、スピーカーのスペック的に不可かもしれませんが、アラーム音量はもう少し大きくしたいのが希望です。
「アラーム発生時間」は、マックスで120秒となっていますが「無限」というのもほしいなと、個人的には思います。窃盗犯に「2分何とかすればいいや」と、思われたら終わりかと。
アラーム発生後の解除方法の工夫
アラーム発生後にスマホに通知が来ますが、「誤報です」をタッチしてもアラームは止まりません。
だったら、それ必要?直接オフになるようにしてほしいです。
サービス料の見直し?
個人的に今回の金額設定は、満足行く設定です。
これ以上高くても安くても、なんらかの問題が発生してサービスが成り立たないでしょう。
しかし、一つ望むなら「回数制」も導入してほしいなと。
完全にわがままですので、強くは望みません。が、是非お願いしますぅ・・・
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まとめ:AlterLock(オルターロック)は買いか?
今までのロードバイクの盗難対策は、”カギ”による”守り”だけでした。
それが、IoTによって”攻め”の盗難対策が出来るようになったと思います。
AlterLock(オルターロック)は、その黒船として革命を起こしたと言っても過言ではないでしょう。
盗難の心配がなくなれば、ライドに集中でき更にロードバイクの魅力にはまり込むこと間違いなしです。
AlterLock(オルターロック)は、買いか?と聞かれたら、間違いなく
買いだ!
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