こんな悩みに答えます。
ロードバイクのグローブといえば、「指先の出た穴あきグローブ」が一般的で暖かい季節はどんなものを選んでも大丈夫でした。
とはいえ、気温の下がった冬はしっかり防寒をしなければライドどころじゃありません。
この記事では、ロードバイクに適したグローブの選び方やおすすめのグローブを紹介します。
この記事の内容
- 冬用グローブの選び方のポイント
- 冬用グローブの温度別の選び方
- 冬用グローブのシチュエーション別の選び方
冬用グローブの選び方のポイント
ロードバイクの冬用グローブを選ぶ際は、『3つのポイント』に気をつけ選びましょう。
- 防寒性:寒さを防ぐ
- 通気性:汗によるムレを防ぐ
- 操作性:ギア操作などの細かい作業を邪魔しない
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
防寒性と操作性
冬のグローブは、防寒性が大事ですがあまり防寒性が高すぎるものはよくありません。
なぜかというと、ただ「防寒性が高い」ということは相対的に生地が厚くなり、それによって指先の動きが鈍るからです。
ロードバイクでは、ブレーキングやシフティングなど常に細かい操作が求められるため、指先の操作性は非常に大事です。
しかし、「操作性」を向上させるには生地を薄くする必要があり、結果として「防寒性」が損なわれます。
そのため、この「防寒性」と「操作性」のバランスが重要になり各社配合を変えたり、素材を変えるなどして工夫を凝らしています。
冬用グローブのフィット感
どの季節でも共通ですが、自分の手にあったグローブを選ぶことが重要です。
サイズが合っていることはもちろんですが、ブレーキングやシフトチェンジなどのために指先の操作性が落ちないようなフィット感のある手袋を選ぶようにしましょう。
そのため、購入前に試着を行うことをおすすめします。
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通気性
ウェアでもそうですが、暑すぎたウェアは汗をかいて不快なだけではなく、汗冷えの恐れもあり体調を崩す原因にもなりえます。
グローブで体調を崩すことはまずありませんが、不快なことには代わりありませんよね。
適度に「通気性」の確保されたグローブを使用することで、快適にライドをすることが出来ます。
外気温での冬用グローブの選び方
一部のメーカーでは、各商品を温度別で区分けしているところもあります。
例えば、パールイズミなどはその良い例で以下のレパートリーを用意しています。
>>メンズグローブ|パールイズミ
- 15℃:裏起毛のみ(商品によって防風)
- 5℃:15℃よりも裏起毛+防風素材性能アップ
- 0℃:二重構造の中綿+裏起毛+全面防風
こういった目安のある場合は、初心者でも間違いなく揃えられるため非常におすすめです。
とはいえ、すべてのメーカーに温度表示があるとは限りません。
その際は、上記の表を参考に「裏起毛の具合」や「防風素材の有無」などを選ぶと良いでしょう。
シチュエーションに合わせた冬用グローブの選び方
いくつか選ぶ際のポイントを紹介しましたが、とはいえ、すべてを兼ね備えたグローブというのはありません。
なので、「シチュエーションに合わせて」取捨選択する事が重要です。
ロードバイクでのシチュエーションは、ざっくり3つです。
- ポタリング
- レース
- 通勤
それぞれ、おすすめの手袋と一緒に詳しく見てみましょう
ポタリング:温度調整しやすい物が良い
多くのサイクリストで機会の多い「ポタリング」ですが、「温度調整のしやすいグローブ」がおすすめです。
朝方早くにライドに出れば、当然気温も低いです。
また日中は、暖かい中を走ったりカフェや昼食などお店に立ち寄ることも多いでしょう。
このような状態では、朝方は「厚手」昼間は「薄手」お店から出たら「厚手」と要求する「防寒性」が変わります。
それぞれに適したグローブを持つのも良いですが、かさばりますよね?
そんなときは、「インナーグローブ」を上手に使うと便利です。
例えば、「パールイズミのスーパーサーマ フリース グローブ」との組み合わせであれば、上記の使用にぴったりです。
朝方や店舗から出たあとは、インナーグローブと一緒に着用し、体温が上がってきたらインナーグローブを脱げば丁度いい温度調整が可能です。
通勤・通学:体温が上がり切る前に到着するため厚手が良い
通勤通学は比較的カンタンに選ぶことができます。
というのも、通勤・通学ではレースやポタリングなどと異なり、外気温の変化が少なく体温の変化も緩徐だからです。
多くの場合、家を出るときと帰るときの温度は大差なく、また体が温まりきる前に到着するので1パターンの手袋を用意するだけで大丈夫です。
おすすめは、「厚手のグローブ」で季節の変わり目などは、必要に応じて夏用グローブと「インナーグローブ」の組み合わせで対処可能です。
レース:厚手が必要になることは少ない
どのようなレースに出るかで大きく異なりますが、一般的に言えば常に張り詰めた緊張感の中高い運動強度で活動しているので、厚手の手袋が必要になることは少ないです。
それよりも、指先のタッチや確実なシフティング・ブレーキングが重要となるため薄手気味の手袋を着用する人が多いです。
おすすめの冬用グローブ:15℃帯
おすすめの冬用グローブ①:サイトウインポート 冬用サイクルグローブ
比較的「薄手」のサイクルグローブですが、しっかり「裏起毛」と「防風素材」が使用されており、実用には十分なスペックです。
防風素材とトレードオフなのが「操作性」ですが、手の甲では横方向へのストレッチ性を高め操作性を向上させています。
手のひらには、滑り止めやGEL素材を使用しており実用性十分です。
また、親指部分がタオル生地になっているのもポイントが高いです。
鼻水も拭けます・・・
インナーグローブなしで使うなら5~7度くらいが最適でしょう。
走っていると暖まるので汗を吸うようなインナーは必須だと思った。
インナーを使用する前提だとワンサイズ大きめがいいでしょう。
防風性については
これまでに使った1000円前後のものと比べ格段にましだったけどたまに指先など裁縫よりすき間風がある。
ただ下り坂でスースーするということはあまりなくハンドルの握り方とかが影響しているかと。
アマゾンレビューから引用・一部抜粋
財布に優しいサイクルウェアといえば、「サイトウインポート」の名前がよく聞かれます。
実はこの「サイトウインポート」は、「斎藤」さんという人が1人で個人経営している会社だそう。
「自分が使いたいサイクルウェアを企画」
まさに、ユーザー目線の商品制作をしており、こだわりが見えます。
カラーは、比較的落ち着いた大人に似合うシンプルな物が多く、価格も控えめなため世の中のお父さんにおすすめなメーカーです。
おすすめの冬用グローブ②:パールイズミ スーパーサーマフリース グローブ
「薄手」設計でありながら「裏起毛」なため、「15℃」対応の冬用グローブです。
タッチパネルも触れるよう、人差し指と親指がタッチパネル対応の素材になっています。
こちらも人差し指と親指が、タオル生地のようになっています。
おすすめの冬用グローブ③:カペルミュール スエードグローブ
さすがカペルミュールといった、おしゃれなサイクルグローブです。
「薄手」の作りではありますが、スウェード調の素材が外側に使用され、おしゃれかつ暖かな見た目に仕上がってます。
初冬に適しているため、寒さが厳しくなってきたらインナーグローブと併用すると長く楽しめます。
手のひらには合皮を使用しているため、グリップも適度に働きます。
おすすめの冬用グローブ:5℃帯
おすすめの冬用グローブ④:OGKカブト ウインターグローブ KG-12W
比較的「薄手」でありながら「5〜10℃」対応のグローブです。
薄手ながらも高い保温性をもっているのは、透湿・防風・防水にすぐれたフィルム「HIPORA®」を使用しているから。
また、「立体縫製技術」により手の形に設計されており、手に馴染む形に仕上がっています。
手のひらには合皮を使用しているため、グリップも申し分無しです。
おすすめの冬用グローブ:0℃帯
おすすめの冬用グローブ④:パールイズミ ウィンドブレーク サーモグローブ
「スリム&コンパクト」設計のため、「0℃」対応の「厚手」設計でありながら操作性を犠牲にしません。
また、冷えやすい指先は「2重の中綿」を使用しており保温性がアップしています。
手の甲には防風性と保温性と動きやすさを兼ね備えた独自素材の「ウィンドブレーク®」素材を使用しており、汗によるムレや汗冷えを防いでくれます。
普通の手袋じゃだめなの?
「一般的な手袋じゃだめなの?」という意見もあります。
まずロードバイクはスポーツの一種なので、普段では想定していない様々なストレスが手袋にも掛かります。
そのため、非常に早く痛みます。
また、グリップや通気性といった大事な機能も低いため安心してライドをすることが難しくなります。
そのため、専用品を買うことをおすすめします。
ロードバイク冬用グローブのまとめ
冬のライドは、寒いためライドに向かないと思われがちです。
しかし、夏と比べるとしっかりとした防寒対策さえ行っていれば、実は快適にライドができる季節でもあります。
防寒には、末端を温めることで快適性がグンッと変わるので、グローブ選びは非常に大切です。
今回の記事で、あなたにあった冬用グローブを見つけ快適なライドを楽しんでください!
以上「【2020年】冬のロードバイク用グローブの選び方・気温別おすすめ紹介」でした。